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企業理念

不動産に価値を作るために、弊社が取り組んでいること

まず、この会社がどんな会社で、どんな使命を持っているのか教えてください。

一言でいうと不動産の利回りを上げるサービスを行っています。利回りを上げるやり方は様々な方法がありますが、弊社の場合は不動産そのものの需要を作るという面からアプローチします。利回りや空室に悩みを持つ方と話した時に感じるのは、ただリーシングすることしか考えていなく、この不動産はどんな価値があって、どのような使い方ができるかという考え方をしている方は少ないなと思ってます。空室や売上に悩む方がいる一方、こういう使い方がしたい、こういう物件を探しているという利用者の悩みを多く聞きます。このミスマッチングを解決することは、社会や利用者にとって価値を上げ社会に活きる結果に繋がると考えてます。

具体的にどのようにして需要を作っているのでしょうか？Leaneveならではの特徴はありますか？

不動産の運営部分から改善していきます。ただ、不動産には万能な運営方法はありません。これをやれば良いというやり方はないんです。一般的には、不動産運営は住宅で貸すか、事務所で貸すか、店舗で貸すか、という提案から始まることが多いです。そもそも、賃貸にするのか、利用契約なのか、どんな時間単位で使ってもらうか、建物全体で考えた時に色々な用途を組み合わせしたほうが相乗効果があるのではないか。私たちが、賃貸、ホテル・民泊、シェアハウス、シェアオフィス、時間貸しなどあらゆる運営を行ってきたから見えているものがあります。この観点から需要を作る運営や企画を構築していきます。

そのような多様な運営方法や企画を行う中で、特に大切にしている価値観はなんでしょうか？

不動産の運営を担う私たちは、不動産オーナー様と利用者様との翻訳家の役割をしていると思っています。お互いに常識などの当たり前が違うんです。当事者側の目線を常に持つことを心掛けることを大切にしています。例えば、弊社のサービスに撮影ロケ地の運営があります。このサービスをステークホルダー全員が満足する運営をするためには不動産と映像制作と両業界の当たり前を理解している必要があります。私たちは両業界の出身者をチームメンバーに加え、当事者側の目線で話ができるようにしています。

このような信念はいつからもっていたのでしょうか？なぜ不動産という仕事を選んだんですか？

元々、私は不動産業界ではなくシステムエンジニアをしていました。不動産業界に入ったキッカケは、シェアハウス投資詐欺に引っ掛かりそうになったことです。その時は、契約寸前で周りの方に止めてもらいもらい事なきを得ましたが、不動産に俄然興味を抱きました。

転職した不動産業界で起業することになったのは、どんな経緯なんでしょうか？

最初は不動産仲介をしていたんですが、その過程で不動産投資に失敗した方の話を何度も聞きました。周りの方々は、「購入する前に相談してくれたらどうにかできるけど、購入した後だとどうしようもない」という話を聞きていました。ホントにどうしようもないのかなと思っていた時に、Airbnbが民泊というジャンルを作りました。その時に、不動産のビジネスモデルを見直せば救える不動産オーナーもいるかもしれないという発想に至ります。ただ、そんなことをやっている会社はなかなかいなかったので、自分で会社を作るという選択を選びました。

現在の事業への過程とこれからのビジョンとは

この事業モデルはどのようにして生まれたのですか。

以前、とあるテレビ番組の取材で某シェアハウスの被害者の会で講演をしたことがありました。その時は、シェアハウス以外の用途について話しましたが、リノベーション面やオペレーション面で懸念される方が多くいました。賃貸以外の運用することはまだまだ一般的ではなく、オペレーションにどんなリスクがあり、どんなリノベーションが必要かをサポートしていく必要があると感じました。

最後に、Leaneveとしての今後のビジョンを聞かせてください。

不動産の使い方は多様に広げることができます。弊社がやっていることは、物珍しいことと見られることもあるのですが、当たり前になってほしいと思ってます。従来の不動産運営からより柔軟な運営を提供することで、やりたいけどやれない、欲するライフスタイルがあるけど叶えられない事業者様や居住者の方を救うこともできるかもしれません。それは不動産の価値向上に繋がります。ただ、未知の貸し方をするのは抵抗があって当然です。どんなリスクがあるのか見えない部分も多く判断ができないこともあるのではないかと思います。これまでの経験をもとに弊社が見えない部分を照らすサポートをして、多くの不動産の可能性を広げることを実現していきます。

Profile
代表取締役 大嶋宏行
代表取締役大嶋宏行

静岡県静岡市出身。株式会社ダーツライブの在職中にシェアハウス投資詐欺にあいそうになったことがキッカケで不動産仲介業に従事。その過程で、不動産投資でキャッシュフローに苦しむオーナーを多く見てきたことから、売上の構造を変えたいと不動産の企画開発および運営管理の会社を設立。アドレスホッパーしながら様々な不動産を渡り歩き、賃貸運営だけでなく、レンタルスペース、ホテル・民泊、シェアハウス運営など様々な不動産の運営と企画・開発を行っている